オーダーフロー
Alerta Chain Lab:独自のオーダーフローツール
Alerta Chain Lab は、Binance、Bybit、OKX、Coinbase、Hyperliquid で記録しているオーダーフロー(積極的な売買、建玉、資金調達率、清算)をもとにした独自のツール群です。チャートのツールバーからオーダーフローツールを開くと、Alerta Chain Lab の下にまとめて表示されます。Pro と Elite プランに含まれ、暗号資産の市場で使えます。
フローを読む
- Alerta Flow Score:フローを 0〜100 の一つの数値で示します。50 が中立で、それより上なら買い手、下なら売り手が優勢です。積極的な買い、現物市場の主導、建玉、資金調達率をまとめて評価します。
- Spot / Perp Lead:動きを主導しているのは誰か:現物の買い手と売り手か、無期限先物でレバレッジをかけたトレーダーか。現物が支える上昇のほうが一般に底堅いです。
- Session Volume Profile:日または週ごとの価格別出来高。フローが記録されていれば買いと売りを分け、POC とバリューエリア、セッション中の形成ラインも表示します。複数日を1つのプロファイルにまとめたり、セッションのVWAPを描いたり、山と谷(高出来高・低出来高ノード)を示したりすることもできます。
- Delta Profile:表示中のローソク足における価格ごとの成行買い−成行売りを、右端の中心線から左右に表示します。買い手と売り手がどこで攻めたかがわかります。
- TPO:マーケットプロファイル。日または週ごとに、取引された各価格に30分ごとの文字を置き、POC、バリューエリア、最初の1時間のレンジ(イニシャルバランス)を表示します。イニシャルバランスの延長(IB ±50 %・±100 %、最大 ±200 %)を価格付きで描いたり、選んだ時刻(既定はニューヨークの寄り付き)で毎日を2つに分けたりすることもできます。
- OI Regime:各ローソク足で建玉が何をしたか:新規の買い建て、売り建ての決済、新規の売り建て、買い建ての決済。
- Squeeze Risk:急な踏み上げや投げ売りの燃料がたまっているか:偏った資金調達率、増える建玉、狭まる値幅。ゼロより下は下落の危険、上は上昇の危険を示します。
- Venue Flow Share:各ローソク足の積極的な出来高をどの取引所が主導し、その取引所が買ったのか売ったのか。
Spot / Perp Lead の計算方法
各ローソク足で、オンにしている取引所の積極的な買いと売りを、現物と無期限先物それぞれ別に、コイン単位で合計します。
- 各市場の圧力:買いから売りを引き、買いと売りの合計で割ったものです。どちらも直近の足で平滑化します(初期値 14、平滑化(本数)で変更)。−1(すべて積極的な売り)から +1(すべて積極的な買い)までの値です。
- 棒は現物の圧力から無期限先物の圧力を引いたもので、−2 から +2 までです。ゼロより上なら、現物が無期限先物より強く買っているか売りが少ない、つまりレバレッジのいらない需要です。ゼロより下なら、動きを支えているのはレバレッジです。
- パネルの凡例には 3 つの数字が出ます。例:「現物が買い主導 +0.30 · Spot +0.62 · Perp +0.32」。最初が棒、続いて各市場の圧力です。Spot +0.62 は、現物の積極的な出来高の約 81% が買いだったことを意味します。
- 色は圧力の強いほうの市場と、それが買いか売りかを示します。初期設定では「現物が買い主導」が緑、「レバレッジ買い主導」がオレンジ、「現物が売り主導」が赤、「レバレッジ売り主導」が紫です。棒と色が別のことを示す場合もあります。現物 +0.10 に対して無期限先物 −0.50 なら棒は +0.60 ですが、強いのは無期限先物の売りなので色は紫です。
- 測っているのはどちらの積極的なフローが優勢かで、どちらの市場が先に動くかではありません。決まったしきい値もないため、同じコインの同じ時間足での過去の値と比べてください。
積極的な買いと売り
- Delta Divergence:価格が高値や安値を更新したのに買いや売りがついてこない場所を、自動で印をつけて示します。
- Absorption:大きな積極的な買いや売りがあっても価格が動かなかった足:隠れた支持線や抵抗線の手がかりです。
- Delta Z-Score:各ローソク足の買いから売りを引いた値が、それ以前の足と比べてどれほど異常かを示します。
- Aggressor Ratio:積極的な出来高に占める買い手の割合(0〜100)。フローから読み取る RSI のようなものです。
- Session CVD:アジア、欧州、米国の各取引時間帯の始まりでゼロから数え直す、買いから売りを引いた値。
- Average Trade Size:1 回の取引あたりの出来高:大口の参加者が入っているのか、小口の参加者が殺到しているのか。
レバレッジと資金調達率
- Leverage Saturation:コインの供給量に対する建玉の割合:どれだけレバレッジが積み上がったかを示します。
- Funding Cost:買い建てや売り建ての側が 1 時間あたり何ドルを支払っているか(全取引所の合計)。
- Funding Spread:最も高い資金調達率と最も低い資金調達率の差、そしてそれがどの取引所なのか。
- Net Position Flow:推定の純買い建てと純売り建てがどれだけ速く変化しているか:今だれがポジションを建てているか。推定値です。
- OI Spike:大きなポジションが一度に建てられた、または一度に閉じられたローソク足。
清算
- Liquidation Cascade:価格とともに加速する清算の連鎖と、その終わる場所。短期の底や天井の近くになることがよくあります。
- Flush Ratio:建玉に対する清算の割合:その足がどれだけのレバレッジを消し去ったかを示します。
- Liquidation Imbalance:買い建てと売り建ての清算の比較(平滑化済み):どちらの側が苦しんでいるか。
市場全体とオプション
- Flow Breadth:取引量上位 100 の無期限先物のうち、各足で買い手が優勢だった銘柄の割合:市場全体の動きか、BTC だけか。どのチャートでも同じ値です。
- Coinbase Premium:Coinbase のドル価格と Binance の USDT 価格の差を、Coinbase 自身の売買とあわせて表示します:米国の現物需要の目安です。
- Squeeze Radar:取引量上位 60 の無期限先物を、踏み上げや投げ売りの危険度の順に並べたもの。行をタップするとそのチャートが開きます。
- Volume Heat Hours:コインがいつ取引されるか。直近30日または90日の曜日・時間ごとの1時間平均出来高と買い手の割合を、自分の時間または UTC で表示します。
- Options Levels:Deribit、OKX、Bybit、Binance のオプションから求めた Call Wall、Put Wall、Max Pain、Gamma Flip、予想変動幅を、チャート上に線で表示します。
- Greek Exposure:同じオプション取引所から、各行使価格でのディーラーのガンマ・バンナ・チャームを、チャート右端の棒で表示します。合計は上に表示。
- IV Rank:オプションのインプライド・ボラティリティ(Deribit の DVOL)が過去1年のどこにあるか。年間最低が 0、最高が 100。BTC と ETH。
- Variance Risk Premium:インプライド・ボラティリティから直近30日の実現ボラティリティを引いた値。ゼロより上ならオプションは実際以上の値動きを織り込んでいます。BTC と ETH。
- Options Levels は次に満期を迎える限月だけ(0DTE)、1日以上先の最も近い限月、今後30日、またはすべての限月を読めます。設定で選んでください。
オーダーブックのヒートマップ上で
- Walls & Spoofing:大きな待機注文と、その行方:約定したのか、取り消されたのか、価格が近づいた途端に取り消されたのか。
- Iceberg Detector:表示されていた量をはるかに超えて約定し、そのたびに補充され続けた価格帯:隠れた買い手や売り手の手がかりです。
- Liquidity Depth:価格から 0.25%〜1% 以内にある買い注文と売り注文を、ドル換算で時系列に表示します:価格を動かすのに必要な額です。
- Book Pressure:同じ範囲で板のどちら側が厚いか。価格の下の買い注文と上の売り注文を −100%〜+100% で、時系列で示します。
知っておくと便利なこと
- 確定したローソク足は後から変わりません。各足は自分自身とそれ以前の足だけを読みます。
- ほとんどのパネルはすべての取引所を集計します。ロゴか歯車の設定で取引所を外せます。Coinbase Premium と Flow Breadth は決まったデータ元を読みます。
- 清算は Binance、Bybit、OKX のものです。Coinbase と Hyperliquid は清算を公開していません。
- ヒートマップのツールは、オーダーブックを記録している取引量の多い Binance の市場で使えます。
- どのツールも単独では売買の合図になりません。価格とあわせて読んでください。